瑞希との出会い

セクハラ加害者になった話

セクハラ認定

瑞希との出会いは数年前のこと、異動で業務の引継ぎのために訪れた
今の職場の扉を開けた時のこと。

瑞希と目が合った。

小柄で笑顔が素敵で拓海の好みのタイプだった。
あ、”この子となんか何かあるかも!”拓海はそぉ感じた。

深夜のバーのトイレで瑞希と拓海は2人っきりになった。
拓海:「めっちゃ抱きたい」
瑞希:「今日はだめ…」

拓海は瑞希の首筋にキスをして抱きしめながらお尻を鷲づかみにした。
半月後、セクハラ行為の申し立てを受けた。

好みのタイプ

瑞希を少し細かく説明するとこんな感じの女性だ

・身長は160cm以下
・年齢は40代で若い子とは違う色気が感じられる
・胸が大きく、露出多めの服装で自分の魅力を解っている
・話すときの距離近く、うつむくと胸の谷間が見える
・腕を上げると脇が見える服装の時も
・なぜかいつも網タイツを履いている
・歩くと”カツカツ”といい音のする履物で近づいてくるのがすぐわかる
・銘柄は分からないが適度にいい匂いがする
・ネイルにも気をつかっていて美意識の高さがうかがえる
・髪にはリボンの髪飾り
・アラフォー独身

あくまで主観だがタレントで例えればセクシー女優の小早川玲子

コミュニケーションは得意なようだ…
所内はいつも瑞希の笑い声でにぎやかだった。

職場の女性は…

露出多めで胸も大きい、タイプの女の子だけど同じ職場は何かと面倒がつきものだ。
見て楽しむだけ…ソレで充分。

職場の女の子を好きになったり、関係を持ったりするのは危険だ。
純粋な恋愛なら別だが、浮気な関係を持つには至近距離だ。

そんな感情を実行に移すことは無い、いまだかつてそぉ思っていたし。

業務の都合上、頻繁に書類のやり取りをしたり身体を近づけて
話をする場面が何度もあったがそんな感情は封印していた。

しかし、瑞希の近くに何度も行きたくって仕事はスピード重視
とにかく一緒に仕事をするのが楽しかった。

瑞希は話すときの距離が近くて、いい匂いがした。

思わせぶり

瑞希も拓海のデスクに来るへことが多かった。
そのうち仕事の話しだけじゃなくプライベートな話しとまではいかないが…

お互いの趣味の話や雑談で笑いあうこともたびたびあった。
拓海がしまなみ海道へ行く計画を立てていると

それを見た瑞希が、「何の計画立てているんですか?」と聞いてきた。
拓海は、しまなみ海道にある見近島キャンプ場の話をした。

拓海:「しまなみ海道に、徒歩とバイクでしか行けないキャンプ場があるんだよ…」
瑞希:「バイクって?ハーレーで行くんですか?」
拓海:「カブ…原付」
瑞希:「カブ?ホントですか?」
拓海:「クロスカブって言って、110ccで普通のカブよりちょっとカッコイイやつ」
瑞希:「へぇー楽しそぉ!」

瑞希の趣味は登山らしい…3,000m級の山の登るのが好きだと言った。

拓海:「3,000m級の山って日帰りできるん?」
瑞希:「途中からでも登れるからね」
拓海:「テン泊とかするん」
瑞希:「女の子だからダメだって…、テント泊したことあるんですか?」
拓海:「坊がつるキャンプ場でしたことあるよ」
瑞希:「どーでした?」
拓海:「星の見える数が全然違うわ!」
瑞希:「一緒に登りましょう」

拓海は、またまた何言ってんだ…冗談半分に聞いていた。
案の定、「今度いつ山登るんですか?」数回カマをかけてみたが…

「家庭の事情で最近は登ってないんですよー」

家庭の事情ってなんだ?
気になったが拓海はそれ以上言及しなかった。

瑞希は拓海が傍にいるときに拓海にしか聞こえないくらいの声で
「飲みに行きましょう…」独り言のように言った。

ん…本気で言ってんのかこの子?

わたしも連れてって

11月、拓海は3泊4日の石垣島旅行の計画を立てた。
頻繁にお互いのデスクを行き来する関係なので瑞希もそれを知った。

「よかったら私も連れて行ってください、わたし石垣島で働きたかったんです。」
瑞希は羨ましそぉに言った。

「全然オッケー、旅行代払うんなら…」拓海は笑いながら言った。
瑞希も笑いながら拓海のデスクを離れていった。

瑞希:「お土産買ってきて」
拓海:「何がいいん?」
瑞希:「泡盛、帰ったら写真とか見せてね」

ちなみに瑞希は日本酒3升飲めるらしい…( ̄▽ ̄;)

瑞希が拓海を誘うような素振りを見せたのはそれ以外にもたびたびあった。

拓海の趣味はソロキャンプでキャンプ歴は5年以上
早期リタイヤも視野に入れて、趣味の延長線上で取得できる資格を探していた。

12月にキャンプインストラクター、1月にはブッシュクラフトアドバイザーの資格を取得した。
どちらも1~2泊の合宿での研修会だ。

資格を取りに行く話をした時にも瑞希は「おもしろそぉー、私も行きたい」と言った。
拓海は「一緒に行く?」と返した。

瑞希:「ちょうどその日スタッドレスタイヤ交換の予定入なんで、帰ったら資料見せてください」
またそれか…行くつもりないのに”確信犯やろ”拓海は思った。

研修を終えた拓海は同じ形の葉っぱを探すゲームで、同じ形の葉っぱは2つ無い話やサバイバルの5要素の話をした。

拓海:「生きるのに・空気・火・水・食・シェルターが必要なんだけど確保する順番ってわかる?」
瑞希:「空気・水・食…」

拓海:「残念…①空気 ②シェルター ③水 ④ 火 ⑤食」
瑞希:「水…あるやん」
拓海:「確保する順番だよ、順番」
    ①空気(3分程度):まぁ大体どこにでもあるけど…
    ②シェルター(3時間):体温を逃がさないことが大切なんだって
    ③水(日間):シェルターが先って意外でしょ
    ④火(???):熱、光、安心(心のエネルギー)
    ⑤食(3週間~30日)
   「まぁ、何かの参考にして」拓海は得意げに話した。

「キャンプインストラクターの資格取ったんで、キャンプ行きませんか?」拓海は誘ってみた。
瑞希:「スケジュール確認しときます。」

翌日、書類のやり取りの合間に「スケジュールどぉやた?」拓海は尋ねてみた。
瑞希:「ん…日曜日は空いてるけど、土曜日がねぇ…」

なんのよ予定か分からんけど、また予定あるん?拓海は思ったが…
「ほんじゃ、次の機会に…」軽くあしらうように言った。

数日後、「年末の仕事納めのあと予定あります?」試しに誘ってみた。

瑞希:「年末は忙しいんですよ…」
拓海:「年始の方がいいん?年始はキャンプ場が開いてないんよ…」

いつも笑顔の瑞希もイラッとした表情…”行けない言ってんじゃん!”的な
拓海も、”さすがにヤリ過ぎたか…( ̄▽ ̄;)”と察した。

男社会で生きていく術なのか?”今日はダメだけど次があるから…”的なんだよ瑞希のヤリ口は、
その後、拓海はその話をすることは無かった。

君に夢中…人生狂わすタイプ

年が明けた頃から、宇多田ヒカルのアルバム『BADモード』を仕事終わりに風呂につかりながら聴くのが日課になっていた。ほぼ毎、日数ヵ月聴いた。

♪序盤は完全ノーマーク火が付くと止められなくなる♪…歌の世界に引き込まれてい行くというか、聴くほどに瑞希への思いと重なりあっていった。

瑞希が職場でほかの男社員と楽しく話しているのが気に障る…嫉妬心だ
”俺って、こんな気持ちなにることあるんだ?”拓海は驚いた。

まさにBADモードな自分がいた、色っぽくって心のままで、今の拓海にピッタリなんだ…
♪君に夢中Oh人生狂わすタイプ♪

コロナ禍で、瑞希は自宅でテレワークする時期があった。
業務上のやり取りのために拓海は瑞希を社内のチャットの連絡先に追加した。

拓海;瑞希ちゃん居らんと調子でらんわー
瑞希;私いない方が、ガチャガチャしてなくて静かでいいでしょ?
拓海;いや、全然んつまんねー
瑞希;ありがたきお言葉

内容は仕事の内容が主だが、瑞希の返信は絵文字が散りばめられていてプライベート感がたまらなく拓海の心をひきつけた。

カラスミ風味

拓海:「カラスミって食べたことある?」
瑞希:「カラスミって長崎なんよね、ボラのたまご」
   「大根に挟んで食べたことある、美味しーよねー」
拓海:「カラスミ風味なら食べたことある」

拓海は瑞希の好きな食べものなんかの話をたびたびした。
「オマールエビとロブスターどっちが好き?」とか…

因みにオマールエビとロブスターは、呼び方の違いで同じ生き物だ。
瑞希の好きな酒は、シャンパンでビールは苦手らしい。

赤ワインと白ワインなら白だとか…瑞希はフランス語を学んでいたらしい。

連絡先

瑞希はクルマ通勤、拓海はチャリ通勤、聞くところによると瑞希も数年前まではチャリ通勤だったらしい、拓海が異動してくる前のことだ。

クルマ通勤になったのも家庭の事情だと言った。
瑞希は昼休みには一度自宅に帰って、13時前に職場に戻る…毎日だ。

拓海:「昼飯なに喰ったん?」
瑞希:「オムライス、昨日の夜の残り」

たまたま、拓海がクルマ通勤した時のこと。「今日、同じ駐車場なんで一緒に帰ろ!」声をかけた。
瑞希は拓海が着替えてロッカールームから出てくるのを待っていてくれた。

一緒に帰るっていっても職場の駐車場まで、ほんの数歩だ。
チャンスはいま「連絡先交換してもイイ?」拓海は思い切った。

瑞希は携帯の番号を暗唱した。

拓海:「これってLINE出来るん?」
瑞希:「できるよ」

あっという間の時間だった。

SUP(スタンドアップパドルボード)

拓海は昨年の夏、AmazonでSUP(スタンドアップパドルボード)を3万円で買った。
週末には近くの川でSUPを漕ぐのがルーティーンだ

「SUPって流れてる川でもできるんですか?」瑞希は話しかけた。

拓海:「”うで”しだい、リバーサップって言ってあんまりヤッてるひと居らんのよ。めっちゃ体幹つくし…コレ出来たら、ちょっとカッコイイ!」

瑞希:「へぇー、あんまり聞いたことない。川…のぼることも出来るんですか?」
拓海:「”うで”しだい」
瑞希:「雨の日は何してるんですか?」
拓海:「雨の日もSUPヤッてるよ、どーせ濡れるんで」

瑞希は興味をしめした。

瑞希は家の近くにポスターが張られてた、と言って4月中旬に地元の川で行われるSUPレースの情報を社内のチャットで教えてくれた。

拓海はそのレースに参加予定だと、当日のタイムスケジュールを添付して返信した。
瑞希はレース当日は都合がつかないが、前日の練習なら見に来れると返信してきた。

レース前日、予定の時間よりかなり遅れたが瑞希は拓海のところへ来てくれた。
拓海が川から上がって着替えも済ませ、帰ろうと思っていた間際だった。

川原で一緒にランチを食べながらお互いのクルマのナンバーの話をした。
ランチと言っても拓海はカップ麺、瑞希はハンバーガーのセットだ拓海は瑞希からから揚げをもらった。

瑞希:「サップ…家ではどこに置いてるんですか?」
拓海:「家の中に入れるとき扉を開けたままにすると、”猫が出ていくやん”って怒られるんよ!」
瑞希:「猫が…(笑)」
拓海:「瑞希のクルマのナンバーなんで〇〇にしたん?」
瑞希:「ものすごく悩んだんよ…最初はなんでもいいと思っていたんだけど、クルマやさんから聞かれて”山””浜”って読める番号にした。拓海さんはなんで?」
拓海:「3と5と8は縁起がいいんだって!クルマやさんが言ってた。なんで、その人からクルマ買った人みんな3と5と8がついてるんよ(笑)」
瑞希:「なんかいいことありました?」
拓海:「あるんじゃない!こーやって瑞希と会えてるし(笑)」

瑞希は砂漠で働いていたことがあることや酒を3升飲めること、拓海はハーレム状態でヨガのレッスンに通ったことがあるなんてことを話した。

希沙

レース当日瑞希は来なかったが、同じ職場の希沙が来てくれた。
希沙は朝から夕方まで、ほぼ1日中拓海と一緒に居た。

昼飯を一緒に食べようと拓海は、財布を探したが無い。どーも家に忘れたようだ。
拓海は希沙に昼飯代を貸してもらった。

ハンバーガーを一緒に食べた。拓海はあっという間にハンバーガーを食べ終わったが、希沙は半分も食べてない…

”この子めっちゃ食べるのおせーなー、瑞希みたいに大きな口開けて食べる子が好きなんよなー”
拓海はそぉ思った。

希沙もアラフォーで独身、瑞希よりも年下だ。

業務の内容の違いもあるが、あっち行ったりこっち行ったり所内を歩き回って仕事をする瑞希と違ってほぼ1日中ぴんと背筋を伸ばして席についている。

希沙はスレンダーで胸も掌にすっぽり収まるくらい、性格も瑞希とは対照的な感じだ。
タレントで例えると…満島ひかり似だ。

花火大会

季節も新緑のころを過ぎて、鮎の解禁を知らせる地元の祭りが目前に迫ったころ。
「6時に駅前に集合ね!」拓海は瑞希に声をかけた。

瑞希:「6時…朝の?」
拓海:「夕方の… 」
瑞希:「なにするん」
拓海:「花火見に行くんよ」
瑞希:「6時ねぇ…」

「花火見に行けないので、希沙さん誘ってみては?きっと喜ぶと思いますよ!」

「次の火曜日か木曜日、希沙さんと一緒に食事の予定なんだけど…よかったら拓海さんも一緒にいかがかしら?火曜と木曜両日でもいいよー!(笑)」瑞希からのLINE

「それはお邪魔じゃないかな?…お邪魔じゃなかったら行こっかな!(笑)」
「ほんじゃ、木曜日かな!」拓海は返信した。

拓海は一人で花火大会へ行き、川沿いに座り焼き鳥とビールを買って夕暮れを待っていた。
拓海は肩をたたかれた。

希沙だった、待ち合わせたわけでもなんでもなく全くの偶然だ。

希沙:「今度の木曜日…聞きました?」
拓海:「ああ、聞いた。瑞希…酒3升飲めるらしいからねぇ」
希沙:「瑞希さんめっちゃ飲みますよ…この前も一緒に食事行ったんですよ」
拓海:「瑞希は飲み屋から徒歩圏内だからいいけどねぇ…」

希沙は連れがあったので、それぞれ陣取った場所で花火を楽しんだ。
が、翌日もほぼ朝から夕方まで一緒に地元の祭りを満喫した。

コロナ禍で祭りが催されるのは3年ぶりだった。
”この子めっちゃ付き合ってくれるけど…瑞希だったらなぁ”拓海は思った。

2日目の花火大会の晩に瑞希からのLINE
「花火見るのにいい場所見つけました?帰り着くの20時~20時30分になりそぉです。」

拓海は「来年楽しみにしてる!」と返信した。

3名で予約してます…

祭りから数日後のこと、拓海、瑞希、希沙の3人で飲みに行った。
瑞希が計画してくれた飲み会で、瑞希の行きつけで持込OKらしい。

瑞希;シャンパン、ワイン、日本酒準備しております。何か飲みたいものあります?リクエストあれば…
拓海;3升も飲めないんで瑞希の飲みたいのでお願いします。

瑞希は飲み会を楽しみにしている様子だった。
同僚の悪口や、仕事終わってなしてるか?だとかそんな話で笑いあった。

それから花火大会の日、偶然希沙に会って次の日もほぼ1日中付き合ってくれた話もした。
希沙があまり会話に入っ来ず、てうなずいてるだけの感じがしたので拓海がその話を持ち出した。

希沙:「私が一緒に行ってもイイですか?って言ったんです。」
ノンアルだった希沙は、飲み会のあと希沙は拓海を自宅まで送ってくれた。

瑞希の持ってきた日本酒も店の料理も美味しくて時間はあっという間に過ぎた。
家に帰りついたのは24時を過ぎていた。

翌朝…
瑞希;おはようございます。昨日は深夜までお食事ご一緒いただきありがとうございました。ごちそうさまでした。
拓海;めっちゃ楽しかったよ!
瑞希;美味しく楽しく過ごせました。
拓海;楽しそぉにしている瑞希めっちゃかわいいねー

”翌朝のLINEとかの気遣いなんかも、瑞希は心得てる女だよなぁー”拓海はそぉ思った。

レイアウト変更

6月のはじめ職場のレイアウト変更があった。7月からの会社の組織改正へ向けての準備のためだ。
忙しそうにしている瑞希に拓海は所内のチャットで「片付け終わりそーなん?」話しかけていた。

仕事が終わって19:30頃、LINEで話の返事が来た。

瑞希;お疲れ様です。どうにかこうにか無事に荷造り完了いたしました。
拓海;お疲れー、バタバタやったねー。いま床下のLANケーブルとか撤去中やわ。この前の酒…佐賀とどこやったっけ?

瑞希;ホント!バッタバタでした。ってまだ会社にいらっしゃるんですか?こないだのラインナップは①佐賀 古伊万里 前(サキ)②福井 黒龍 いっちょらい です。
拓海;今日…当直なんで明日の朝まで居るわ。ほんじゃ次は、長崎県か長野県あたりの酒かな!?

瑞希;レイアウト変更にバッチリ当たったんですね!なにかと大変かと思いますが、よろしくお願いします。翌日お酒残りませんでしたか?大丈夫でしたか?
拓海;この前くらいが限界やなー(笑)、瑞希みたいに3升は無理。

瑞希;二日酔いにならなかったらよかったですケド。大丈夫でしたか?ついつい自分のペースで勧めちゃうから、飲ませ過ぎてないか心配で(ついつい調子に乗ってお勧めしちゃって、あとで大丈夫だったかな?と我に返る)
拓海;めっちゃ…美味しかったし、楽しかったー。あったいうまやったわ、また時間忘れて呑みたいねー。次の日休暇届出しとくわ!

瑞希;いやー、翌日休暇はもったいないですよー(笑)美味しく楽しくほどほどにがイチバンです。
拓海;(笑)ほんじゃ、ソレでおねがいしまぁーす。馳走やヨネスケあたりで…

瑞希;馳走やヨネスケ←そー言えばカラスミあるって仰ってましたね!お当番さん夜分遅くまLINEお付き合いさせてスミマセン。明日に備えて寝ましょう、おやすみなさい。
拓海;おやすみィー

23:00頃までやり取りした。
こんなたわいのないLINEしてくるなんて、イイ感じじゃん!心の中でつぶやいた。

今週の金曜日…

「お声がけいただいたまま、予定がたて込んでおりまして延ばし延ばしですみません。」

「今週の金曜日、紘子さん異動っぽいのでご一緒でよければ壮行会を兼ねて…紘子さんお酒めちゃくちゃ強いですよー(笑)」

「来週以降であれば要スケジュール調整デス。」

瑞希からのLINE…拓海との飲み会の約束?を覚えていてくれたみたいだ。
紘子は30代独身。7月からの組織改正にあわせて異動になったようだ。

拓海:「俺が行ったら、紘子ちゃんびっくりしないかな?」

瑞希:「たぶん…紘子さんは気にしないと思いますよ。」
   「紘子さんと飲み会したかったからぁ…って(笑)」

拓海:「なるほどねー、ハーレムナイト第2段も悪くないね(笑)」
ここ最近、瑞希は拓海をよく誘ってくれる。

ハーレムナイト

当日、終業時間が近づいてきた。
瑞希から社内のチャット

瑞希;仕事大丈夫でですか?忙しいなら時間変更しましょうか?
拓海;断ったから…大丈夫!
瑞希;今日はどぉやって来ました?
拓海;サップできた(笑)
瑞希;私のクルマで一緒にと思ったのですが、家に帰って準備の時間お待たせするのも…なので徒歩で行けばちょうどいい時間になると思います。
拓海;えー(笑)

拓海は、歩いて飲み会の店へ向かった。職場から徒歩で15分程度だろうか?
18時前に拓海は店の前に付いた。

店の店員が扉を開けた。
「何名様でしょうか?全員お揃いになってからご入店ください。」

小雨が降っていた。店の狭い軒先で雨を避けながら30分以上は待った。
笑顔で瑞希が近づいてくる。

「紘子さん15分くらい遅れるんだって…」
瑞希と拓海は店に入りメニューを見ながらメインの料理を選んだ。

拓海:「何年か前函館に行ったことあるんよ、北海道でジンギスカン食べたら美味しいとか言うけど…普通にヒツジの臭いしたわ(笑)」
「石垣島でラムチョップ食べたけど、そっちのほーが美味しかったわ」
瑞希:「石垣島もヒツジ食べるんよね!私ヒツジの臭い好きなんよ!」

ヒツジの臭い好きとか…なんかエロい。
いつも瑞希はリボンの髪飾り付けてるけど…今の瑞希には無い。

時間かかるって…このことだったんだ、拓海は思った。
遅れて紘子が到着した。

瑞希は…仔牛とフォアグラ
拓海は…ぶた
紘子は…何だったっけ?

それぞれメインディッシュを注文した。
一次会は、紘子が出張に行ったときのエピソードトークで盛り上がった。

瑞希は、クレームが来るほどの大声で笑った。

紘子はこんな話もした…
「保健室でのサテライト勤務してた時の〇〇副長の話…アレはめっちゃエロですよ。」

ウクライナのワイン

一次会の店を出てバーへ向かった。
瑞希は白ワインを注文した、出されたワインはウクライナ産だった。

金曜の夜という開放感と、瑞希と談笑しながら飲めるのが楽しくって勧められるままにグラスを口に運んだ。3人でワインを5本空けたらしい。

かなりいい気分で酔いが回り、何を話したかハッキリとは覚えていないが…
都会なら酔っぱらってラブホに入ったりできるけど、この辺じゃどこに行くんだろう?

有名なホテルに泊まったことがあるけど、壁が薄くっていろんな声が聞こえてくるとか…
瑞希もあそこのホテルはどぉなんだろ?なんて聞いてきた。

廊下でラジオ体操するのは、あの位置から瑞希が見えるからなんだとか…
9月に瑞希の社員契約が切れて一緒に仕事できなくなったら、仕事する意味ないんだとか…

うっすらとした記憶と想像だが、気持ちの壁を乗り越えて瑞希への思いがあふれだしたに違いない。
酒豪だという2人も素面ではなく幾分かは酔っていたはずだ。楽しく笑った…

終始、紘子のスマホのアプリで変顔を撮りあった。

バーのトイレで…

拓海は気分が悪くなり、目を覚ました。
口と鼻をつまんでトイレへ向かった。

便座を上げ2次会のワインをトイレへ流していた、そこへ瑞希が入ってきた。
「カッコつけなくっていいから、カッコつけなくっていいから…」

繰り返し言いながら、瑞希は拓海の背中を肘で押して促してくれた。
そぉしている間に紘子が扉を開けたが、瑞希は勢いよく扉を閉めた。

うがいをして平静を取り戻した拓海は、瑞希と向い合った。
「瑞希…めっちゃ抱きたい」拓海は言った。

「今日はダメ…」瑞希は言った。しかし、その言動からは強く拒否する様子は感じ取れなかった。
”この場面と状況からして、これはチャンスだろ!?”

拓海は瑞希の首筋に数回キスをして、抱きしめながらお尻を掴んだ。
ところで紘子が扉を開けた。

「あぁ、紘子…」拓海はそぉ言って席に戻った。
紘子の目にはどぉ映っていただろう?

拓海はタクシーのドアを開けて小雨の降る外へ出た、瑞希は拓海を自宅の近くまで送り届けてくれた。
3軒目の店での出来事だ…

拓海にはトイレでの記憶とタクシーの中だっただろうか?瑞希が握ってくれた左手を握り返した感触が強く残っていた、幸せな時間だった。

無事に帰りつきましたか?

3:00 瑞希からのLINE
瑞希;無事に帰りつきましたか?

5:00 瑞希に返信
拓海;とりあえず…うちに帰りついたよ、ありがとね!

7:30 拓海;瑞希、今日ホタルみにいこー
二日酔いで、行ける気力と体力が回復している自信はほぼ無かった。

13:00 瑞希;こんにちは、ごちそうさまでした。ワイン5本空けちゃいましたね…よく食べよく飲みよく笑いました。具合大丈夫ですか?今日は予定があってNG。

拓海;こちらこそ、ご迷惑をお掛けしました。家まで送り届けてもらったり…楽しすぎました。瑞希、全然大丈夫なん?

瑞希;わたしは、ぜーんぜん大丈夫デス。飲ませ過ぎてしまいましたね。たくさん笑いました、楽しい時間を過ごすことができました、ありがとう。

拓海;ホント…めっちゃ楽しかったよー。瑞希のお尻掴めたしぃ…てへぺろ。今度は酔ってないときにお願いしまぁ~す。

瑞希;コラコラ…おい(笑)
拓海;(笑)

瑞希;だめですよー(怒り)
拓海;そこぉなんとかお願いします。

瑞希;メッ…ぷんぷん。フォアグラめっちゃ美味しかったデス。
拓海;そーなん、豚も美味しかったよ。酒は、瑞希が持ってきたのが美味しねー。

瑞希は拓海を送った後、まもなくLINEをくれていた。

楽しみ過ぎちゃって…

月曜に出社して、まず紘子に会った。
紘子はコロナ禍で密を回避する目的でのサテライト勤務…保健室で仕事をしていた。

拓海:「この前はご迷惑をお掛けしました。」
紘子:「瑞希さんと飲ませ過ぎちゃった、反省…って話してたんですよ。」

少しして瑞希が来た。
拓海:「この前は楽しみ過ぎちゃってすみません」

瑞希:「大丈夫でした?」
拓海:「ここにこぉして居れるのも瑞希のおかげです。」
瑞希:「ちゃんと帰りつきましたぁ?」
拓海:「気づいたら、風呂の前の脱衣所で力尽きて寝てたわ(笑)」

拓海は2人にヤクルトを1ケースずつ渡した。
飲み会の時に腸活の話をしていた繋がりで…

日程の変更をいお願いします。

「カラスミ出してくれるお店見つけたんで、何曜日が都合いい?」
拓海は瑞希から飲みに誘われるのと、ほぼ同時期に瑞希を飲みに誘っていた。

瑞希;こんばんは、お疲れ様です。木曜日都合がつかないので日程の変更をお願いします。それからほかの女の子もお誘いさせてください。

拓海;了解でぇ~す。いつが都合いい?2人っきりは無理か?( ̄▽ ̄;)(笑)。ほかの女の子ってぇ?
瑞希;希沙ちゃんか、紘子さんがイイな。ご家族に心配をかけては気がひけます( ̄▽ ̄;)。今週の水曜日か来週の水曜日あたり。

瑞希から先日の飲み会の写真が18枚届いた。

拓海;(苦笑)ほんじゃ、今週の水曜日。ご迷惑をお掛けしちゃった紘子ちゃんは確定やろ!希沙…飲めないし迷惑じゃないかな?写真めっちゃ楽そだね…σ(゚∀゚ )オレもまだダイジョブそーやし(笑)めっちゃ幸せな飲み会やったわ♡

最後の晩餐

その日の夕方、瑞希は忙しそぉにしていた。
『仕事切がつきそぉ?』拓海が声をかけた、瑞希は珍しくイラついた表情だった。

今夜の飲み会のメンバーは、拓海、瑞希、希沙、紘子の4人。
ここ数週間に飲みに行ったメンバーがそろったカタチた。

拓海と希沙は2人で居酒屋まで歩いた、しばらくすると紘子が到着した。瑞希はさらに遅れる様子だったのでとりあえず居酒屋の席について瑞希を待った。

30分くらい遅れて瑞希が到着した。この居酒屋は日本酒も豊富に置いてあるらしく、日本酒に詳しい瑞希は作【ざく】という三重県の酒を注文した。

お造りから始まり矢継ぎ早に料理が運ばれてきた。紘子が『この2人すごいと思わなぁ~ぃ?料理ほとんど食べてる』と拓海と瑞希をさした。

何銘柄の日本酒を注文したか覚えていないが、酒の注文の仕方に瑞希の荒れた感情が出ていた。

『いったいトイレの中で何が行われていたのか?瑞希の笑い声だけは聞こえていたけど…』と紘子は
この前のbarでの出来事を話し始めた。

拓海:『めっちゃ、エルボー入れられてたような気がするけど…幸せな飲み会やったわ!』

瑞希:『どМやろ!間に合ってます。』拓海をはねつけるように言った。
宴会も終盤になり、お目当てのカラスミと雲丹が運ばれてきた。とても旨かった。

この町で、こんな珍味を置いているのはこの店くらいだろか?
相変わらず、紘子と希沙はあまり飲んでいない様子だった。

居酒屋を出て、ウクライナのワインを5本空けたbarへ。瑞希と紘子とマスターはこの前飲んだワインの赤と白の順番を話していた。

紘子とマスターの意見はあっていたが…瑞希も酔っていたようだ。
その後、迷惑を掛けたこの前のbarへ向かったが閉まっていた。

瑞希が『迷惑かけたままだと行きにくくなるんで、菓子折り用意しといて!』と拓海は催促され菓子折りを用意していたのだが…

少し歩いてスナックに入り、みんなで菓子折りをつまんだ。

これが、拓海と瑞希の最後の晩餐だった。

サテライト勤務

コロナ禍でうちの事業所でも、リモートワークや密集を避けるために、事業所内の会議室や保健室で仕事をするサテライト勤務が行われていた。

瑞希は翌週から保健室でサテライト勤務をするようになった。
現場から拓海が帰ってくると、希沙が書類を手渡しながら言った。

『瑞希さんからこれ預かりました、聞きたいことがあるらしいです。』
ん?これってちょっ前に話したことある内容だし、あぁ…保健室に来いという意味だな?

拓海はそぉ理解した。

『コロナもちょっと下火になってるのに、なんでここで仕事してんの?』『この前、酔っぱらっちゃって、何をどこまで話したか断片的にしか覚えてないけど、俺を避けるためなの?』拓海は聞いた。

『6月の初めに所内のレイアウト変更があって、それから咳が止まらなくなったんで保健室とってもらったのよ』瑞希は答えた。

拓海:『書類の受け渡しはみんなここに持ってきてるの?』
瑞希:『だいたいみんな持ってきてくれてます。』

拓海が部屋を出ようとするとき『何されるかわかんない』と瑞希は笑いながら言った。
拓海も笑いながら保健室を後にした。

記憶を試す

瑞希はそれから1週間程度、保健室勤務だった。拓海が書類を持って行くときは2人っきりになった。
あるとき瑞希は、ワインを5本空けた日に拓海が素敵だったと話した、オレンジ色のワンピースを着てきた。

まるで、その日の拓海の記憶を試すかのように。
『今日はまた一段と素敵だね。そのリボンとか』と拓海は髪飾りを指さした。

『ん?』瑞希は言った。もちろん拓海は冗談で、ワンピースではなく髪飾りを指さした。
瑞希のこの行動は、拓海への好意なのか?それとも悪意なのか?

今でも、何度も、思い返して拓海は迷っている。
なぜなら、週明けの火曜日の昼以降、瑞希の姿を見ることが無くなったからだ。

瑞希は契約社員で残りの契約は3カ月余りだった。しかし、会社の分社化を目前に、瑞希の担当していた業務は支社に集約され無くなってしまう業務だった。

未読無視

7月1日、分社化がスタートした初日、瑞希の姿は無い。
『アレ?瑞希どこに居るん?』拓海は瑞希にLINEした。

保健室を覗いてみると、ノートパソコンと瑞希の愛用していたトラックボールがある。拓海は瑞希の存在と同時に違和感を感じた。

だれがいつの間に片付けたのか?そのパソコンも保健室から撤去された。
7月15日『世界征服の旅にでも出てんの?』瑞希にLINEしてみるが、既読さえつかない。

7月20日『セクハラの申出が出ている』と支社の人事労務部より拓海は事情聴取された。
7月23日、拓海は希沙と夏祭りにでかけた。

『瑞希さんいつまでお休みするんですか?』希沙がたずねた。
拓海:『LINEとかしてないの?』

希沙:『LINEしたら直ぐ返信着て、家には居るみたいなんですけど…』
拓海:『わかんないんだよ…』

事情聴取「セクハラは相手の気持ち?」

拓海は事業所の保健室で事情聴取を受けた。支社から聴取に来たのは2名で1人は以前同じ職場で勤務した上司だった。

保健室に呼び出されて話をしたいなんて…ただ事ではないとは思ったが、瑞希がセクハラ申告していたとは、どぉりで会社に出てこない訳だ。

瑞希の言い分は、飲み会の時に抱き着かれてお尻を触られた。昨年末頃からしつこく誘われるようになった。というものだった。

拓海は酔いつぶれて介抱してくれた後、抱き着いてお尻を触った。という事実は認めた。しかし、その場の状況の詳細は話さなかった。

飲み会は、瑞希から誘われたプライベートな飲み会だったこと。

しつこく誘われるようになった。という事柄対しては、瑞希が誘ってほしいような言動をしたからだと主張した。

そして、LINEのやり取りの内容を提出した。

毎日のようにあんなに楽しそうに笑て話してたじゃない!アレって全部が苦痛だった?なんて虚しくて悲しさがこみ上げた。

また、瑞希も俺と話したこと結構細かく覚えてるんだ!とも思えた。

「セクハラは相手の気持ちぞ!」元上司が言った。
「相手の気持ちと言われるように相手のあることなので、セクハラ申告される側にも気持ちはあるんじゃないですか?」拓海は言った。

「この件は、社内の者に相談等はしてはならない。家族や弁護士などへの相談は良い」とされた。

どれだけ飲んだ?直接触ったのか?

その後、所属長室へ呼び出さられ「何をどれだけ飲んだんだ?」「触ったのは直接触ったのか?服の上から触ったのか?」などと数回当日の状況を聴取された。

しかし、瑞希の言い分や、会社との交渉の状況などは、まったく知らされることは無かった。
また、所属長も段取りが全く分からない様子だった。

前触れもなく、体調不良という事で長期間、瑞希が出社しないことについて、みんな不審に感じているだろうし、今までの拓海と瑞希の会話などから、2人に何らかのトラブルがあったのだと察することも出来ただろう。

いったいどこまでみんな知っているんだ?周りの視線と閉鎖的な会社への不信感が募る。

ハラスメント教育

支社よりハラスメント教育をしろと指示が来ている。所長室へ呼び出されて通り一遍な社内教育資料の説明をされた。

所長:「所員にも教育をしろと指示が来ている。当該事業所なんで、明日しようと思っている。
お前、テレワークするか?それとも休暇にするか?」

拓海:「なんで突然テレワークなん?とかなりませんか?そんなんでいいんですか?私が居なくても?ほんじゃ休暇にします。」

「まぁ、既にお気づきの方も居られるとは思いますが…」

拓海は勤務に戻った。

夕方、再度所長に呼ばれた
所長:「所員への教育の話だが、やっぱりやめてくれとの指示が来た。休暇どぉするか?」

拓海:「既に予定を入れたんで休暇でお願いします。 」

弁明書

8月末のこと、瑞希と会社とのやり取りの内容が全く拓海には伝えられず、拓海も不安を感じていた。
所長へどんな段取りで進むのか?尋ねてもお互いはじめてのことで要領を得ない。

拓海は所長へ言った、「聴き取りされた、私が瑞希に行ったとされる事実は認めている。しかし、私に全て非があるという事を認める訳ではありません。」

所長は「人事労務部へ言っておく」と言ってくれた。
拓海は弁明書として、瑞希がセクハラだと主張していた内容について説明する文書約8ページを提出した。

数日後、「弁明書の内容が賞罰委員に対していい印象を与えない。何度も示談交渉に足を運んでもらって迷惑を掛けているとか、反省文的な内容に出来ないか?」

拓海:「それじゃぁ、弁明書じゃねくて反省文じゃないですか?」
所長:「あの人たち(賞罰委員)は、普通の人とは違うからな…」

『印象が良くない?』所詮、他人事だよな…拓海は腑に落ちなかった。

職場のトラブル相談窓口

拓海にできるのはネットでセクハラについて検索するくらいかなかった。
そこでまず目についたのが『職場のトラブル相談ダイヤル』という文字だった。

【全国社会保険労務士連合会が運営している相談ダイヤルで、電話による相談後、社労士が当事者の言い分を聞く「あっせん(ADR、裁判外紛争解決手続)」によるサポートを受けることができます。】

申し立て費用は1080円~1万800円で、裁判を起こすよりも費用を安く済ませることが可能です。

電話番号:0570−07−4864(有料)
受付時間:月~金の11時〜14時

やはり、個人で簡単に弁護士に依頼する余裕はないのが現実だ。とりあえず電話してみた。

「あと3ヵ月で社員の契約が切れるんで、セクハラ申告しやすかったんでしょうね!?フランクに会社と話せばいいじゃないですか!」と、至って客観的なアドバイスをしてくれたと思っている。

正社員と契約社員では、契約社員が弱い立場にあると言われるが、拓海は、瑞希を契約社員だから…とかでなく、瑞希の前では普通の男で在りたかった。

また、社員よりも仕事ができと瑞希を評価していたし、瑞希と仕事をするのが楽しかった。また、大抵の社員が、そぉ思っていたに違いない。

瑞希が契約社員の最終兵器を使った感は、払しょくできない。

示談が成立した?

「10月末に示談が成立した」…そぉ所長から言われたのは、11月も終わるころだった。
「たけーぞ!支払う意思はあるか?触った事実があるんでしょーがねぞ!」

内訳
入院治療費:30万円
休業補償費:60万円
慰謝料  :70万円(50万円+上乗せ分20万円)
*見せられたExcelの表は50万円が、5万円になっており足算も合ってなかった。
合計   :160万円という内容だった。

「支払う意思はある。明細と私の行為が原因で就業できなくなったという因果関係を証明してください。」拓海は言った。

『当事者の俺が、瑞希とのやりとりすべてを話していないのに?示談なんて、ひとを馬鹿にしているんじゃないのか!』拓海は、会社に対する不信感と怒りが込み上げてきた。

弁護士へ相談

こぉなったら、やはり弁護士に相談するしかないか…
労働組合の法律相談窓口になっている法律事務所へ電話した。

弁護士:「瑞希と会社とのやり取りについては、会社には守秘義務がある。
     しかし、会社の請求内容については、拓海が当事者になるので知る権利はある。」

    「相談に乗るにしても、内容が分からのければ相談のしようがない。」

まぁ当然の話だ。拓海は法律事務所へ電話して、言われた内容を所長へ伝えた。

拓海:「請求内容については私に知る権利がある。内容が分からないと弁護士へ相談もできない。」
所長:「確かに、そぉだな!」
   「病院の領収書は見せる訳にはいかないが、これなら携帯ので撮ってもいい」

と、請求書の日付と金額を集計した表を提示した。

入院治療費

・入院治療費:329,260円
・休業補償費:601,991円(3か月分)
・慰謝料:715,000円

職場のトラブル…まずは社労士へ相談(社労士を探す)

職場のトラブル相談ダイヤルへ電話で相談し、軽くアドバイスはもらった。しかし、それだけで行動するのは自分だ。

直接話がしてみたくて、全国社会保険労務士会のホームページを見ていると、各地で相談会が実施されていることを知った。

拓海:「セクハラについて相談できますか?被害者ではなく加害者ですが…」
窓口:「労働問題なんで大丈夫ですよ!」

月1回だが、商工会議所で相談会へ行ってみることにした。

全国社会保険労務士会ホームページ…社労士を探す

3者で話すべきだった。

社会保険労務士さんへ相談できるのは平日の午前中、拓海は休暇をとって地域の商工会議所の会議室へ足を運んだ。

拓海は、人事労務部から聞き取りのあった日から今までの状況を話した。
社会保険労務士さんからは…

「一般的にセクハラ後の飲み会に来るのは考えられない。その場の写真を撮られたり録音された可能性もある。被害者が誰かと相談しハメられた可能性も否めない」

「会社がほかに支払ったお金はあるのか?なければ支払い自体が懲戒の可能性もある。」
「会社の監督委責任もあると思うし、請求内容につては担当者と再度話をした方がいい。」

「今までかなり時間がかかっているが、まず、最初の段階で3者で話すべきだった。」

と、アドバイスを受けた。

しかし
「担当者と話をした後、再度相談ができますか?」との拓海の問いかけに対しては、
「あとは、内容的に弁護士案件になる」とされた。

あの2名が来所

所属長へ、社労士へ相談した内容を伝えると…
「今週末か来週、支社へ一緒に行こうか?」と言ってくれた。

拓海:「い願いします。社労士さんも、喧嘩するときは1人で行かない方がいい…
    止める人が居た方がいいと言っていたんで(笑)」

数日後、セクハラの聴き取りをした2名が来所した。来所の理由は人事処遇制度見直しの内容を所員へ説明するためだった。

来週にでも話に行こうというタイミングでの来所だ、所属長は、拓海が社労士へ相談した内容を話したに違いない。

所長からは、支社訪問延期のメール。
それまで、拓海に協力的だった、所長の態度はそれ以前とは明らかに一変した。

所長:「支社へ一緒に行くと言ったが…今までと同じ話しかできないし、もっと事務的な対応になる。
    会社の代表として私が対応することになった。」

   「警察沙汰になるとお前も困るだろうから、会社として被害者と対応をした。
    俺もこんなことはしたくないが…」

と言いながら、会社が支払った示談金の請求書を拓海へ渡した。

数日後、人事労務部の2名は、セクハラについて話した拓海とのチャットルームから、証拠を消すように姿を消した。

このまま、支払った方がいいんじゃないか?

所長:「今まで、5,6回話をしたかな…今まで話をしたことは、支社へ全て伝えている。」
拓海:「まだ、話を話してないこともあります。」

拓海:「会社にとっては、大した金額じゃないかもしれないが、
    当事者の私に、詳しいも説明しないで、個人が支払う金額じゃない。」
所長:「弁護士の開示請求があれば、診断書の内容を開示できるかもしれない。」

拓海:「7月から10月までの4カ月間入院が必要だ、と診断されたのはいつの時点の診断なのか?」
所長:「分からないが、何度か診断を受けているはずだ。」

拓海:「会社が診断書を確認して、数ヵ月も入院が必要だと認めたのであれば、労災ではないのか?」
所長:「労働基準監督署などには話をしていない。」
   「個人的な意見だが、弁護士に依頼をしても″10対0″は無いし、会社が雇った
    弁護士費用まで請求することになる。このまま支払った方がいいんじゃないのか?」

弁護士に相談するか…

やはり弁護士に相談するしかないのか?…
拓海は弁護士事務所へ相談依頼のメールをし、数日後に予約をした。

事務所へ行くと、ノートPCを抱えた、セクハラの専門らしい弁護士と、なり立てであろう弁護士の2名が対応した。

なんとなく無機質な対応に、思っていたことが、ちゃんと伝えられた気がしないのが心残りだ…
弁護士の回答はこうだった。

被害者にも非があるという考えは改めた方がいい。「私も男なので言っていることはわかるが、被害者にも非があるというのは裁判では認められにくい。」

『女性は思っている以上に傷ついていることが多い。』というのが理由らしい。

「会社との交渉の内容や、診断書、示談の内容については、被害者から言わないよう要望されているのであれば、開示はできない。」

「もう一度、開示してもらいように話をしたらいい。口頭よりも文書の方が効果がある。」
「開示請求もできるが、交渉できるのは慰謝料部分で、着手金と報酬金がかかるので金額的なメリットはない。」

「自分が納得したいために、開示請求を依頼されるのであれば、着手金:17万円。報酬金:17万円程度の金額になる。」

*やはり個人にはハードルの高い金額だ。
お金が無ければ…言う事も、知ることも、出来ない。のが現実

非常に残念です…

とにかく会社の対応には、今現在も、納得いかない。

平等な聴き取りをされていない。
充分な弁明の機会を与えられていない。

会社の判断は客観性を欠いている。一度触られたら入院する?
何も教えてくれないのは、説明も出来ないほど、ずさんな対応だからだろう?

言いたいことは沢山ある。このことは一生忘れない。
しかし、想いを文書に書きあらわすことは至難の業。

書いたところでインパクトに欠ける気がした。
拓海は、支社長宛に

『受領した請求書の内容について説明を求めましたが、個人情報だからとして説明をしていただけないこと、また、セクシュアル・ハラスメントだとされるその場の状況や、その前後関係につきまして正確に把握されないまま、支払いをしなければならないのは非常に残念です。』

と記した文書を提出した。

悔しい…支払期限

所長:「支払期限が近付いているが、大丈夫か?」
拓海:「まだ時間があるんでいいじゃないですか!」

悔しいけど…相変わらず、会社からは何の説明もしないまま、支払い期限が迫ってくる。
支払い期限最終日に振込をするつもりでいたが、当日支払い手続きが出来ないと、決まりが悪い。

悔しいが…3日ほど余裕も持って、ATMから支払いをしようと試みた。
支払金額が高額なので、ATMでの振込は不可能で、窓口での振込が必要だった。

そのことを拓海は知らなかったので、悔しいけど…余裕を持っていてよかった。と思った。
通帳と届け出印も必要だった。

会社にとっては、はした金。拓海にとっては、心のよりどころ。
会社の汚さと、自分の無力さ、何よりお金の必要性を思い知らされた。

なん年掛かっても、どんな形ででも必ず仕返しする!絶対忘れない!
とにかく悔しさが抑えきれない。

賞罰委員会

支払いから数日後、『賞罰委員会の開催について』という書面を所長もらった。
賞罰委員会への申立として、口頭もしくは書面により事実の説明ができるとの記載と

事件の事実関係として、ほんの数行で事件の概要が書かれていた。

同僚3人で懇親会をしていたが、3軒目の店で行為者が酔いつぶれたため、Aが介抱していたところ、行為者に抱き着かれて尻を触られ、「抱きたい」等の性的発言を受けた。

翌日、行為者はAの個人携帯へ、前日の身体的接触に関する内容を含む性的内容のメッセージを送信した。…というものだ。

「事実の一部を抜き取ったもので、内容が薄すぎる!」この内容を審議するのか?
ほかにいろいろ話したことがあるが、その内容は伝わっているのか?所長へ尋ねた。

所長:「分からない、既に3回くらい文書を提出しているが、新たに提出するものが無ければそれでいい」
拓海:「文書には(案)と書かれたものもありますが?」

所長:「それでも構わない」
拓海:「口頭で説明したいが、返事はいつ迄ですか?」

所長:「確認する」

既に提出している文書でもいいなんて、真面目に審議するとは思えない。賞罰なんて既に決まっていて、ただの形式だけだろ!組織なんて糞だ!

拓海は思った。

弁明は文書に残すべき

拓海は、賞罰委員会の当日に口頭で弁明したいという想いが強くあった。しかし…
「弁明は文書に残すべき、一番いいのは口頭と文書の両方で、口頭の場合は承諾を得ずに録音せよ!」

というWebの記載をみた。どちらか一方とのことなので、書面での弁明を選んだ。この選択がどぉだったのかは見当がつかない。

口頭で、思いが伝えられるのか?伝わる相手なのか?という不安も正直あった。

人事発令通知書

賞罰委員会の数日後、「人事発令通知書」というペライチの紙を所長から受け取った。
就業規則67条により〇月×日から5日間出勤停止。とだけ書かれていた。

拓海:「これだけか?1年近くかかって、判断理由とか、どこがどぉ悪いのか何の説明もないのか?みんな困難でよく納得できますね!」

所長:「確認する」

形式感…早い段階で決まっていたけど、わざと時間をかけて、ちゃんと対応している感を装っているとしか拓海には思えなかった。

ほんとに、戒める意味があるなら、当事者に被害者の言い分や、加害者の言い分がどのように判断され結果に至ったのかを説明してこそ意味があるんじゃないのか?

出勤停止5日間

出勤停止の5日間は、ただの休暇みたいなものだが、5日分だが給料が支払われないのは重たい。
役職の無い一般社員にとっては、解雇を伴わない処分では、最も重たい処分で在り、出勤停止期間の長さによって重たさは変わる。

拓海は、趣味のSUPでお世話になっている川のゴミ拾いや、図書館で5日間を過ごした。
家族には、コロナ対応で5日間テレワークになったと嘘をついた。(笑)

その間、懲戒処分に対するWebを検索したり、労働組合本部へ懲戒処分のされ方について正当性を欠いていないか?問い合わせるメールを送った。

ダメもとで組合へ相談

拓海も組合の委員長経験があった。今の時代、組合なんて形式的なもので在って無いようなもの、拓海はわかっていた。

しかし、このまま黙って終わりにする気持ちにはなれない。
組合がどれだけ従業員を守れるのか?ダメもとでもやらない訳にはいかない!

2~3日後、組合本部から電話があり、メールの内容の確認と、「組合支部へ対応を依頼する」との内容だった。

組合支部の委員長からは、その日の夕方連絡があった。拓海は、「懲戒のされ方に納得がいかないので対応をお願いしたい」旨のお願いをした。

数日後、組合支部委員長からの連絡、「会社は拓海へ何度も説明をしている。詳しい内容については拓海の個人情報だから話せない。」といている。

拓海:「私本人が、組合へ依頼をしているのに、個人情報を開示しないのはおかしくないですか?」
委員長:「拓海本人が、納得いくまで会社と話をするしかないですね。」

ゴールデンウイーク明けに、拓海、所長、委員長、の3者で話すことにした。

懲戒処分の相当性

拓海は、『懲戒処分の相当性』を切り口に、『会社の判断は客観性を欠いる!』という結論にたどりつきたい、と考えていた。

懲戒処分とは労働者にとって刑罰に相当する処分であるにもかかわらず、適正な手続きを踏んで処分されたとは思えない。それから、十分な弁明の機会も与えられなった。

拓海:『懲戒処分』と『債権の請求』はそれぞれ個別の案件であるにも関わらず、
「懲戒処分は、債権の支払いが済んでかからだ。期限までに支払いが無ければ延滞料が発生する」

と発言されたことは…

「理由なんか知らなくていいから、早く支払わないと懲戒処分が重たくなるぞ!」と受け取れる言動で許される行為だとは思わない。

所長:「過去の事例に基づいて、債権の支払いのあと懲戒処分をした。拓海が支払う意思はあると言っていたし、その方が賞罰委員会での印象がいいからだ。」

拓海:「人事労務部の聴き取りの際″セクハラは相手の気持ちだ″と言われました、私は「それでは、何を言っても無駄じゃないですか?」という場面が数度ありました。」

「この発言は、客観性を欠いた発言であり、平等な聴き取りがなされたとは思えない。被害者が、入院、休業をした原因が他にないか?などを追究せずに、安易に私の責任だと判断された可能性が否めない。」

所長:「人事労務部の聞き取りの件は、わからない。」

拓海:「賞罰委員会の事件の概要では、被害者害者からハラスメント相談窓口へ相談した日付が、〇月〇日とあるが、所長とのやり取りの中では×月×日であると言われました。つまり、議事録には誤りがある。」

「9月の初めに、ハラスメントの教育を所員にしないといけない。拓海、その日サテライト勤務か?現場に出てるか?それとも休むか?」

と言われて、夕方には

「教育はしないでほしい、と支社から連絡があった。休暇はどぉするか?」と言われたことがあったが、アレは何だったんですか?

所長:「被害者から2度と同じことが起こらないように、拓海の名前を公表してハラスメントの周知をしてほしいとの要望だったが…やはり、やらない方がいいだろうという結論になった。」

拓海:「いくら被害者でも、そんな権利は無いはず、そんなところまで来ていたとは、支社の判断は、やはり客観性を欠いていたとしか思えない。」

結局…他人ごと

拓海:「実名を公表して、周知をするというのは弁護士の判断ですか?」
所長:「弁護士判断かどうか?なんて関係無いだろ!」

拓海:「弁護士、弁護士、言ってるのは会社の方ですよ!被害者でもそんな権利は無いはず、弁護士が絡んでいて、その判断はおかしい!」

「あした公表するという、直前まできていたという事は、この件はどこまで周知されていたんですか?」
所長:「実際は、公表しなかったんで、関係ないだろ!」
拓海:「関係ないなんて、他人事だから言えるんですよ!知ってるのは、所長と人事労務部だけですか?」

所長:「いきなり公表すると問題があるので、グループ長、副長に話をしている。」
拓海:「本店や、他事業所では、どこまで周知されていたんですか?」

所長:「分からない。」
拓海:「人事労務部に、聞けばわかりますか?」

所長:「人事労務部に、聞いても同じ事しか言わない!」
拓海:「あるとき、もぉ組合でも、社員でも、誰にでも相談してもいいぞ!と言われたことがありましたが、そのことと関係がありますか?」

所長:「当初は、瑞希が復職する可能性があったからな!…この前、支部の委員長が来た時に話したじゃないか!」
拓海:「その話の時に、実名公表の事をはじめて知った!そもそも、そんな判断になること自体、客観性を欠いている。言われれば何でもするのか?平等な聴き取りもされていない!」

所長:「同じことが起こらないように、実名を公表して周知をしてほしい、という要望だった。」
拓海:「そぉですよね!私に一番説明しないといけない事ですよ!″何度も″説明した、と言っているが、一度も、説明されたことは無い!所長も、この部屋に来る″回数じゃない″けどな…と言われたことがありましたよね!」

所長:「これ以上、私じゃ説明が出来ないので、弁護士でも雇って、会社と話せばいいじゃないか!」
拓海:「弁護士が絡まないと、話も出来ないんですか?」

結局、必要なのは…お金だ!

弁護士に依頼を依頼をするとなると、数十万円単位の、お金が必要だ。
拓海は、もう一度、社会保険労務士会が運営する『職場のトラブル相談ダイヤル』へ電話をした。

「あっせん(ADR、裁判外紛争解決手続)」が利用できれば、申し立て費用は1,080円~1万800円で、裁判を起こすよりも費用を安く済ませることが可能らしいからだ。

しかし、ざっくばらんな話しは、できるものの、頼りにならない感は否めない。
まぁ、正直言って弁護士と同じ仕事を、1万円くらいで引き受けられるか?とは思うが(笑)

組織の小さな会社のトラブルなら解決できそうだが、うちの会社、そこそこ大規模の会社のなので社会保険労務士と言えども、やるきのな腰が引けているのは電話でも伝わってくる。

拓海:「平等な聴き取りも、納得のいく説明もしてもらえず、懲戒の相当性を欠いていると思いますが…」
相手:「担当者の対応に不満はあると思いますが、それだけの規模の会社なら、懲戒規定も、ちゃんと整備されてでしょう。退職しないのであれば、今後の事を考えると申し立てをするのはデメリットもある。いい勉強になったと思った方がいい…」

拓海:「ありがとうございました。」

『言われるように、このことは絶対忘れない!どんな形であれ必ずやり返す!』
『必要なのは、経済力…お金だ!』

瑞希が居なくなって

瑞希が居なくなって1年以上経過した、希沙は派遣社員から契約社員になった。
去年の春ころから、週末は希沙と一緒に居ることが多くなった。

クリスマスには、長崎のHTBの花火を観に行き、同じ部屋に泊まった。
今年の春前には、希沙の方から、″混浴温泉″という素敵な誘いをうけた。

お返しに拓海は、不倫旅行定番の温泉旅行へ誘った。昼間からカーテンを開けたまま、夕食の時間まで抱き合った。

2人きりになると、希沙はとても積極的だ。
今週末も、地元のイベントへ朝から出かけ、夜まで一緒に過ごす。

つづく…?

この記事を書いた人
急原 拓海

エネルギー関連企業に勤務。いわゆるエッセンシャルワーカーとして長年勤務経験あり。

数年前にとある病で肺の4分の1を摘出しました。
それがきっかけで心のおもむくまま、自分に素直に生きるようになりました。

獅子座の性格か…好奇心と行動力はある方だと思います。

”人生一度きり、楽しんだモン勝ち!”が座右の銘。

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